自律神経には耳つぼがおすすめ!セルフマッサージ方法を紹介
自律神経を整える対処法につぼの刺激がありますが、中でも特に効果的なのが耳のつぼです。今回は耳つぼが自律神経に効く理由をはじめ、おすすめのセルフマッサージや、より効果を挙げる方法をご紹介します。
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耳つぼが自律神経に効く理由
耳たぶを含めた耳の外側部分には「交感神経」のツボ。耳の穴を中心とした中心部には「副交感神経」のツボが密集しています。このように耳には自律神経の線維が分布しており、つぼ押しやマッサージによって不調の改善に直接働きかけることが可能です。
特に注目するべきは「神門(しんもん)」
自律神経を整える際に、耳の中で一番注目したいつぼが「神門」です。耳の上のほうにある、Y字形の軟骨のくぼみの間が神門になります。神門は万能なつぼとして知られ、血行改善や交感神経と副交感神経のバランス調整にも効果的で、自律神経を整えたい時のマッサージによく使用されています。
自律神経を整える耳つぼマッサージ
体を整えるつぼが多い耳を、実際にマッサージしてみましょう。ここでは、自律神経を整えるうえで大切な「血行改善」と「リラックス効果」を得られるマッサージ方法についてご紹介します。
耳の血行改善
- 親指と人差し指で耳の上部をつまみます
- そのままななめ上に3秒ほど引っ張ることを3回繰り返します
- 同じように耳の中央をつまみます
- そのまま横に3秒ほど引っ張ることを3回繰り返します
- 同じように耳たぶをつまみます
- そのまま下に3秒ほど引っ張ることを3回繰り返します
- 最後に、耳全体を手で包みやさしくもみほぐします
このマッサージを行い、耳がポカポカしてきたら血行が改善されてきた証拠です。また、耳は引っ張ってみると、思ったよりも痛みを感じるため、無理なく行ってください。気持ちいいと感じる程度の強さが理想的です。
神門(しんもん)のマッサージ
- 耳の裏側に親指を置き、人差し指でつぼをゆっくり揉みます
- 何度か揉んだら神門を5秒ほどかけて5回押します
- 神門とその周辺を中指と人差し指でていねいにこするようにほぐします
- 耳の上部、中央、耳たぶを順に引っ張ります
- 以上を3回繰り返します
神門のマッサージも、血流改善効果があるため耳周りがポカポカしてきたら効いている証拠です。また、気持の落ち着きや、体の力が抜ける感じがあればリラックス効果も得られています。
耳つぼ押しの効果をあげるには
自律神経に効果的な耳のつぼ押し・マッサージは、更に一工夫加えると効果アップが期待できます。ここでは、つぼ押し・マッサージを行う際に、ぜひ取り入れて欲しい方法をご紹介します。
鏡を見ながら行う
慣れないうちは、鏡を見て耳の動きを確認しながら行えばとしっかりとしたマッサージができます。特に神門は少し隠れた場所にあるため、鏡で場所を確認して確実に押してみましょう。感覚が掴めてくると、鏡で見なくても的確な場所がわかるようになります。
温めてから行う
マッサージは予め体が温まっているほうが、血行改善やほぐれの効果がアップします。一番おすすめのタイミングは入浴後ですが、外出先など入浴ができない時のマッサージには、予め手や耳をカイロなどで温めてから行いましょう。
イタ気持ちいい程度の力加減で行う
耳はつぼや神経の多い場所なので、マッサージを行うと痛みを感じる場合があります。無理に力を入れずに気持ちよいと感じる程度の力加減で行ってください。また、耳に触れただけで痛みを感じる場合は、耳の異常が疑われるため、痛みが引かない場合は病院を受診してください。
耳つぼは自律神経に効果抜群。1日に1回を目安に行おう
耳つぼは体のあらゆる場所と繋がっているため、自律神経を整えるのにも効果的です。不調を感じた場合は、まず耳つぼを押したりマッサージしたりするところから始めてみましょう。また、やりすぎると耳を傷つける恐れもあるため、1日1回で5~10分程を目安に行うのが理想的です。